痛みには必ず原因があります。
筋肉の痛みについて、患者さまが痛みを訴える部位に根本的な原因がある確率は約3割位、残りの7割は全く別の場所に原因があるといわれています。
私の経験でも日常生活で痛みがある場所以外の部位の可動域や姿勢に問題がある場合がほとんどです。
当院では、痛みの「原因」をみつけ根本から治す施術をおこないます。
捻挫では、靭帯を損傷するため、関節が不安定になります。そのため、きちんと治療を施さないと再負傷(いわゆるクセ)を起こしやすくなります。
当院では、軽度の捻挫は靭帯の微細な損傷がおこるので、関節、軟骨のずれを整復し、包帯orテーピングによる固定、高周波電気治療で早期に回復します。中度以上での損傷では部分断裂が認められ疼痛が著明なため、綿包帯で圧迫、固定します。固定除去後しっかりと電気治療、超音波治療、機能訓練をすることにより関節可動域や痛みを回復することができます。
肉ばなれとは、急激に筋肉が収縮した結果、筋膜や筋線維が損傷することです。損傷の程度により、軽度(筋間損傷)、中度(部分断裂)、重度(完全断裂)などに分類されます。スポーツをしている際に、筋肉が収縮している時に強制的に引き伸ばされることにより発生することが多く、太もも(大腿四頭筋、ハムストリングス)、ふくらはぎ(下腿三頭筋)での肉ばなれが非常に多いです。
発生する原因として、筋肉の疲労の蓄積、同じ箇所での再度負傷、ウォームアップ不足、急激な気温の変化、体調不良、拮抗筋とのアンバランス、柔軟性の欠如などが存在します。肉ばなれの症状として自発痛や運動痛です。強い痛みのために関節を動かせないこともあります。重度の場合は筋肉の陥凹(くぼむ)が確認できます。
当院では、損傷の程度によって固定力をかえて損傷部位を圧迫固定、電気治療、超音波治療、機能訓練をしていきます。
打撲とは、身体を何かにぶつける、転倒する等で負傷する外傷です。一般的には「打ち身」などと言われます。
症状として、患部の腫れ、内出血、発熱です。重症度合いにより炎症症状の強弱には大きな差があります。軽症の場合には、初期の時点でアイシング、電気治療などを行うことで早期に改善する場合も少なくないですが、筋肉部への強い打撲になりますと、そこに大きな負荷がかかると鋭い痛みが生じ、骨が皮膚の直下にある部位での打撲になると骨膜損傷が起きます。
また、骨折をただの打撲と判断して放置し、痛みが引かず来院されて発覚することもります。
当院では、痛みや腫れ、内出血がある場合は圧迫固定をおこない、しこりが残らないように施術していきます。強い痛みや腫れ、内出血がある場合には早めに来院してください。
骨折とは、直接または間接的に強い外力が加わり、骨のつながりが途絶えてしまうことをいい、一般的にヒビと呼ばれるものも骨折になります。
症状として、骨折した部分を押すと強い痛み(限局性圧痛)を感じ、骨折部分からの出血(皮下出血)がみられ炎症による腫脹が出ます。
また、転位(骨のズレ)があると外見上、曲がったように受傷部位が変形する、関節以外での場所で骨が動く異常可動性がみられます。
当院では、整復・応急処置を行い、整形外科のある病院へ紹介します。医師の診断に基づき施術します。
脱臼とは、関節を構成している骨が外れ、元の正常な位置に戻らない状態をいいます。
完全に関節が外れたものを「完全脱臼」、位置がずれた程度のものを「亜脱臼」といいます。いずれも関節を支える靭帯などの組織に損傷が起こっています。
当院では、整復・応急処置を行い、整形外科のある病院へ紹介します。医師の診断に基づき施術します。
①スポーツ外傷。1回の強い力で起こるケガ
運動中にぶつかったり、勢いよく転んだりした場合などの強い外力によって起こるケガです。
ケガの原因となる運動のくせや身体的な特徴に問題がないので、治療することによりケガの治癒が確実に得られます。後遺症も少なく、競技復帰も可能となることが多いです。
当院では、包帯やテーピングを使い出来るだけ競技を休まず続けられるように施術します。
②スポーツ(日常生活)障害。使いすぎ(オーバーユース)で起こる障害
運動中または日常生活の動作で、一般的に大きな力ではないが繰り返し加えられることによって痛み等の症状が起こります。
誤った動作の繰り返しや、姿勢など明らかな原因があって起きるケースと、運動方法と運動時間に問題があり起きるケースがあります。
当院では、障害の原因をつきとめ、電気治療・運動療法により施術します。一旦発生すると経過が長くなりやすい為、継続的な治療が必要となります。併せて日頃からできる身体のケア(トレーニング等)を指導します。
交通事故の症状では、ハンドルやドアなどに打ちつけての打撲、その衝撃による捻挫(首や腰・手足の関節)などが多く起こります。事故直後は症状が出ていなくても翌日以降に出る場合があります。
当院では、筋肉や関節の状態を確認し、外傷の症状が改善するまで施術します。
交通事故での治療費は“自賠責保険”で受けられるので、窓口での負担は0円です。
“自賠責保険”は運転する際に加入が義務付けされている強制保険です。
自賠責保険を使用するには、事故にあった際に警察に届け出をして「交通事故証明書」の交付をうける必要があります。
自賠責保険を使用する為に必要な手続き
1)警察に届出し、交通事故証明書を交付してもらう。
※自賠責保険は警察が発行する交通事故証明書が必要です。必ず、警察への連絡とすぐに加害者の方の氏名、電話番号、保険会社の連絡先を聴取してください。
②保険会社に連絡し、当院での施術を受ける旨を伝えてください。
③当院へご来院ください。
※1交通事故証明書をお持ちの方は、②と③の手順が逆になっても構いません。(施術後に保険会社に連絡でも大丈夫です。)
※2当院では弁護士と提携していますので依頼することができます。加害者の方でもきちんと交渉してもらえます。